よくあるご質問より~顔料の撹拌について~
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投稿日:2018年10月30日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:LOHAS material | お知らせ
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よくある質問の中にもあり、直接お問い合わせをいただくことも多い
「顔料の撹拌」についてご説明いたします。
お問い合わせいただく項目としては、
・塗料の塊が溶けない
・色が薄い
・色ムラがある(濃い色と薄い色が混在する)
といったことが挙げられます。
上記のような場合、まずしっかりLOHAS OILが撹拌処理されているか
を確認します。
顔料とは・・・
こちらのブログでも紹介しています。
顔料はカラーそれぞれによって含有量が異なります。
例えば顔料含有率が高いカラーはホワイトです。
ホワイトは非情に難しい塗料で、綺麗に白くするのは塗料でも
難しい部類に入ります。
顔料は多すぎても塗りにくい、伸びない、色が付きやすい所と
付きにくい所が出る、など塗料の中でもバランスが重要です。
固まった顔料を樹脂などの添加物の塊と思われる方も
いらっしゃるのですが、LOHAS OILは合成樹脂はいっさい含まず
自然素材とわずかな乾燥剤で構成されています。
さて、顔料が固まるとはどのようなことか。
画像でご紹介しましょう。
わかりますか?
ちょっとボテッとした塊があるのが顔料の塊です。
これがしっかり撹拌されていないと適正に塗料が施工できない、ということです。
これは塗料の不良ではありません。
顔料や樹脂を溶かし施工しやすくする溶剤(石油系が多い)は
LOHAS OILに含まれていないため、顔料が固まってしまうのです。
これを施工を簡単にするためだけに溶剤を入れてしまっては
LOHAS OILの良さが全く活かされませんので
溶剤は含めず、ひと手間をかけてでも自然素材を楽しんでいただく
塗料としています。
ひと手間といってもそれが普通のこと(自然のこと)なので
手間を増やしているのではありません。
顔料の撹拌は少しコツがいるかもしれません。
・つぶす
・缶に押し付ける
・缶に押し付けながら撹拌する
・顔料を撹拌棒に巻き付けながら撹拌する
・顔料を切るようにしながら撹拌する
・溶けるよう意識しながら撹拌する(笑)
というような、ただ撹拌するのではなく工夫をしながら
撹拌していくと意外とあっという間に顔料は撹拌できます。
多少温度に左右されることもあるかもしれませんので
寒い中で行うよりも暖かい中で撹拌する方が撹拌しやすいと思います。
顔料は撹拌しきれないと薄い?色ムラ?と思われてしまう
症状が出ますので、しっかり撹拌し適正な状態で使用するようにしましょう。
塗料により顔料の含有率は異なるので
撹拌の時間も異なります。
特性を踏まえてLOHAS OILを楽しみましょう。
建材事業部 フセヒロシ
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