LOHAS OIL 低臭のワケ
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投稿日:2019年02月12日 投稿者:外商一課
カテゴリー:LOHAS material | 雑記
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自然塗料を選ぶ上での選定項目は価格やカラーバリエーション、臭気の強弱など様々ありますが、最近ではDIYの普及によって『室内でも塗れる』や『子供でも安心』などというキーワードがとても重要になってきています。
DIYする上での悩み
・室内塗装に挑戦してみたいけど・・・臭いが心配
・子供と塗装してみたいけど・・・VOCが心配
そこで、今回は『低臭』という部分にフォーカスしたいと思います。
弊社では木材の保護にオイルフィニッシュを推奨しております。
オイルフィニッシュのメリット
・木の内部に浸透して木材の呼吸(調湿性)を妨げない
・木目の美しさを引き出す
・メクレ、剥がれを起こさない
・メンテナンスが容易
革製品なども油分が不足するとカサカサしてひび割れたり、白っぽくなったりするように木材も同様に適度な油分の補給が必要になります。
その他にもオイルを浸透させる事で、撥水性を高めたり、汚れが付きにくくするなどの役目もあります。
従って、木材には油性塗料がオススメなのですが、油性塗料の多くは石油系有機溶剤を配合している商品が多く、『油性塗料は臭いが強い』という特性が同時に存在します。
油性塗料の臭気はシンナー臭というと分かりやすいと思います。
いわゆる塗料缶を開けた時のツンとする臭いの事です。
有機溶剤の役割は、樹脂を溶かしたり、希釈する(薄める)、塗材の伸びを良くするなどの目的で配合されますが、有機溶剤には揮発性の高い物が多く、また配合率も高い物で内装用だと40%を超えるものや外装用だと80%を超えるものもあり、臭いの問題だけでなくVOC(ホルムアルデヒド等)の放散も懸念されます。
従って、弊社としては、油性塗料の『低臭』を実現する為には、下記溶剤を使用しない選択をしております。
①『石油系有機溶剤』の不使用。
※イソパラフィン、ミネラルオイルなど
石油由来の化学物質でオイル系の臭いがするだけでなく、溶剤の含有率が多いと顔料成分が少なくなり、発色や色ノリが悪くなる可能性があります。
②『天然系溶剤』の不使用。
※シトラール、テレピン油など
植物由来の柑橘系や松などから製油される天然成分で、『石油系有機溶剤』と比べ安全性は高いが、臭いが強く、人により合わない場合に皮膚アレルギーの懸念もあるようですので慎重な選定が必要です。
そして、弊社のLOHAS OILは① ②どちらも使用せず独自の特殊製法で製造しており、溶剤不使用で安全性はもちろん『低臭』という問題をクリアーしております。
油性塗料の臭いが気になる方は、是非LOHAS OILを検討してみてはいかがでしょうか?
LOHAS material 国産自然塗料 LOHAS OIL(ロハスオイル)
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外渉課 荒木恵
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